ベイカー先生教えて!
Baker ベイカー
趣味 スクラップブッキング 好きな食べ物 誰かが私に作ってくれたもの 好きな音楽 その時々の気分で色んな音楽を聴いています |
一番好きな国はどこですか?
オレゴン州ポートランドです。学生時代や独身時代にはロンドンやボストン等に住みましたが、ポートランドは初めて家族として住んだ場所、3人目の子も生まれ、5人家族となった思い出深い特別な場所です。素晴らしい仲間や友達に恵まれ、私は3人の子供の世話に追われながらも、充実した時を過ごしました。
庭には、桜の木、リンゴの木、スモモの木、鳥たち、子供達… 目を閉じると、美しく輝くような日々が甦ってきます。
英語が好きになったきっかけは?
英語は学校でも好きでしたが、英語が話せるようになったきっかけは、ただひたすら、海外への憧れからだったと思います。
その頃はネットなどもなく、雑誌や、カレンダーの写真などで外国の様子を見るだけでしたが、それでも十代の私は、カレンダーの中のあまりにも素敵な外国の街並みに憧れまくり、「私はこの地に足を踏み入れないで死ぬことはできない、絶対いつか行く!」と心に決めて、とうとうそれを実現してしまいました。
英語での失敗エピソードはありますか?
すごいのがあります!笑。
初めてイギリスに留学した時、寮のルームメイトはデンマーク人の女の子。私は英語が話せず、会話が苦痛だったので、自分は無口な人間だということにしておこうと思いました。
辞書で「無口」は、「oyster」と書いてあったので、
”I am an oyster.”と彼女に言ってしまったのです。オイスターはご存知、貝のカキのことです。初対面の人に、真面目に「私はカキです。」と自己紹介してしまったのです!
その時の彼女の困った顔は忘れません。(貝は閉じているから、無口、話さない、というような時に使われる事もあるようですが、そんな言い方はしないので…)
英語で好きな「言葉」があったら教えてください。
懐かしく思い出す言葉があります。 イギリス留学時代、ロンドンの家庭に下宿をしていた時期があります。奥さんは良い人でしたが、感情をそのまま表す人、ご主人は正反対で繊細で優しい人でした。ある日、私が奥さんのワインをうっかり割ってしまい、怒られて落ち込んだ夜、私の部屋のドアの前に、メッセージ付きの小さなチョコレートの箱が置いてありました。
カードには、”Some chocolates to sweeten the bitterness in life”という言葉がありました。「このチョコレートで、人生の苦味を少しでも甘くしてね」というような優しい言葉でした。
これから英語を学びたい人にアドバイスをお願いします。
英語が「ほんの少しでも」話せると~
海外の人と言葉を交わすことができます。例えば、上野公園で桜を見た時… 隣にいる海外からの人にbeautifulと、たったひとこと言えるだけで、その時心が通じます。 それは本当に素敵な💛草の根外交、国際親善!です。
政治的問題とは関係なく、人と人が心を通わすことは、平和に貢献します。
そして、国内での道案内や、困っている時の小さなヘルプは、素晴らしい人助けです。
そんな時、自分の英語の細かい上手下手を気にするのは、本来の目的を置き去りにしているように感じます。
私たち大人は、もう、テストの採点を気にしなくていいのです!
ご一緒に「大人の英語」を楽しみましょう!
そして、話すチャンスがないと思う方でも、いつか話したかった英語…
それなら、やってみましょう!
ただただ、話したかった英語で話す… とっても楽しい自己表現ですよ💛