連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、2首目はこちらです。
そして今日のアプリは、お洗濯ものが干せるかどうかわかる「洗濯&天気」です。
2 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山(持統天皇)
【読み方】
はるすきてなつきにけらししろたへの ころもほすてふあまのかくやま
【現代語訳】
春は過ぎて、夏が来たらしい。夏に白妙の衣を干すといわれている天の香久山に、白い衣が干されているよ。
【こんなアプリいかがでしょう】
女帝の歌ですね。
それもただのピンチヒッターではなく、かなりの実力者だったようです。
日本で最初の大規模な都、「藤原京」をつくったのは持統天皇。
持統天皇は、中大兄皇子(天智天皇)の娘。
そして夫である天武天皇は、中大兄皇子(天智天皇)の弟。つまり叔父に嫁いだということになりますね。
歌に詠まれている干していた白妙の衣とは、どのような衣だったのでしょう。
真っ白な衣は天女のはごろものように見えたのでしょうか。
さまざまな解釈がされて、その光景を想像するだけでも豊かな気持ちになれます。
所で現実の世界では、せっかく干した洗濯物が雨に濡れては面倒ですね。
出かける時は快晴でも、急な土砂降りでせっかく干した白い衣が台無し・・・なんて困ります。
そんなあなたには、洗濯物を干したまま出かけられるかどうか、一目でわかるこんなアプリはいかがでしょう。
★アプリ名:洗たく&天気(無料:2017年9月現在)
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