連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、36首目はこちらです。
伝統の和楽器、箏を触ってみませんか。今日のアプリは箏の音色が楽しめます。
36 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいずこに月宿るらむ(清原深養父)
【読み方】なつのよは またよひなからあけぬるを くものいつこに つきやとるらむ
【現代語訳】
夏の短い夜はまだ宵のままに明けてしまったが、いったい雲のどのあたりに月は隠れて宿っているんだろうか。
【こんなアプリいかがでしょう】
夏の夜は短い。まだ宵の口だと思っていたら、もう明け方になってしまったのか、と夏の夜の短さを詠んだ歌です。
昔は電灯も街灯もありませんから、夜は月の明るさだけ。
でも月も意外と明るいものですけれどね。
この歌を詠んだ清原深養父(きよはらのふかやふ)は、清少納言の曽祖父さんです。
箏の名手と伝わっています。
日本の伝統楽器、箏。平安時代からあるんですよね。
現代ではお箏を習う方も少ないでしょうし、触ったこともない方もいるでしょう。
スマホにいれたアプリで、その音色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
★古今集巻1(無料:2017年11月現在)
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