連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、1首目はこちらです。
そして今日のアプリは、歴代の天皇陛下の名前が分かる「歴代天皇」です。
1 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
【読み方】
あきのたの かりほのいほのとまをあらみ わかころもてはつゆにぬれつつ
【現代語訳】
秋の田のかたわらにある刈った穂を納める仮小屋は、屋根を葺く苫の網の目が粗くて、私の衣の袖は夜露にぬれ続けてしまうよ。
【こんなアプリいかがでしょう】
百人一首の最初の歌は天智天皇。
天智天皇は律令制を整備した天皇で、皇太子時代の名前は中大兄皇子です。
そもそも天皇から始まる秀歌撰は百人一首のほかにはなく、天皇の歌から始まっていること自体、百人一首の特徴の一つと言ってよいでしょう。
さて、世界に王族がある国は現在27カ国。その中でも日本の皇室が一番歴史が長いのです。
6世紀以降は王朝が交代していない日本は、少なくとも1500年以上続く世界最古の王家のある国であり、その長い歴史において世界で唯一「万世一系(永久に一つの系統が続くこと)」を貫いている国です。
ところで今の天皇陛下って、今で何代目なんだろう。そんなあなたには、こんなアプリはいかがでしょう。
★アプリ名:日本の歴代天皇(無料:2017年9月現在)
連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」はこちら