005  奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)

連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、5首目はこちらです。

そして今日のアプリは、月が眺められる「ザ・花札こいこい編」です。

 

5  奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)

 

【読み方】おくやまにもみちふみわけなくしかの こゑきくときそあきはかなしき

【現代語訳】

 

人里はなれた奥深い山で、紅葉を踏み分けて妻を思って鳴く鹿の声がする。

その声を聞くととりわけ秋の悲しさが感じられるよ

ゼロからわかる!図説百人一首:学研パブリッシング

 

【こんなアプリいかがでしょう】

紅葉に鹿・・・とくれば、私には「花札」のデザインが思い出されます。

花札のデザインって、シンプルな線で描かれていて何だか好きですね。

 

花札は48枚の絵札を使います。

絵札には、12ヶ月を意味する12種類の花「松・梅・桜・藤・菖蒲・牡丹・萩・芒・菊・紅葉・柳・桐」が描かれれています。

1種類の花に4枚ずつの札があります。ですから12種類×4枚で合計48枚です。

また花札から生まれた言葉で、普段私たちの会話の中にも登場するものがあります。

人を無視することを「シカト」と言ったりしますね。これは花札の十月の「鹿の十(しかのとお)」が略された言葉。

十月の札の絵柄は、鹿が横を向いた絵柄で、そっぽを向いているようにみえることから、無視することを「シカトする」言うようになりました。

 

トランプは4種類のマークですが、こちらは日本の花鳥風月が組み込まれた素敵なデザインの絵札。

でもどんなデザインだったかしら?

そんなあなたには、花札のアプリはいかがでしょう。

そうそう、広告をついうっかりタップしないように、お気を付けくださいね。

 

★アプリ名:ザ・花札こいこい編(無料:2017年9月現在)

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