連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、31首目はこちらです。
そして今日のアプリはボールをゴールにドンと入れるだけのシンプルなゲームアプリ「ボールをゴールへドーン!」です。
31 朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪(坂上是則)
【読み方】あさほらけ ありあけのつきとみるまてに よしののさとに ふれるしらゆき
【現代語訳】
夜がほのぼのと開けるころ、有明の月の光かと見間違えるばかりに輝く、吉野の里に降り続く白雪 。
【こんなアプリいかがでしょう】
30首にも「有明の月」が登場ですが、この歌も有明の月。
百人一首には全部で4首、有明の月の歌があります。
月を見て時を知り、心を震わせ、思いを馳せる。
現代の世にはなかなか月を見てじっくりと物思いにふける時間も「夜の暗さ」もないですね。
明るすぎるんだもの。夜が。
さて、この歌を詠んだ坂上是則(さかがみこれのり)は征夷大将軍・坂上田村麻呂の思想。
蹴鞠の名手で、醍醐天皇の前で鞠を落とさず200回蹴り続けたと伝わる人物です。
蹴鞠は、鞠を地面に落とさないように蹴り続け、その回数を競うというシンプルな遊びです。
あのお衣裳で、蹴鞠を蹴っていたのかしらね。
さて現代の私たち、蹴鞠は用意できませんが、スマホのアプリにはボールゲームがたくさんあります。
蹴鞠は落とさないように蹴り続けるシンプルなゲームですが、今回ご紹介するのはボールをひたすらゴールにドンと入れるだけ。
道具を使っても構いませんが、ひたすらボールをドン、とゴールに落下させるだけのゲームです。
シンプルながら難しい。
2回目にして失敗した私です(笑)。
★ボールをゴールへドーン!(無料:2017年10月現在)
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