スマホに届く詐欺メッセージ、その手口と対策
普段からよく耳にする、スマホにやってくる詐欺案件。在校生の方からもよく心配の声を伺います。
「○○銀行から」 「個人情報の確認」 「お支払いに関して」 「ご不在でしたので持ち帰りました」
在校生の方にお伺いすると、本当に数多くの方から「来てます、来てます」とのお声。教室でも何度も何度も注意喚起をしていますので「来ても無視してる」という方が多いですし、それでよいのです。
それでもです・・・。
「たまたまそれが気にかかっていた」 「確かに気になっていて心当たりがあった」 「○○があったから、てっきりそうなのかと思ってしまった」 「文面がすごく丁寧であまり怪しいところがなかった」
など、さまざまな事情が偶然に重なった時に「これ、本当なんだ」と信じてしまう。そんなことが起きてしまうのです。
巧妙化する詐欺の手口
そういうレアなケースを狙って、犯人は数限りない弾を打ってきます。たくさん送ってその中の一人でも引っかかれば儲けもの、ということなんでしょう。
最初からパスワードを聞いてくる。 最初から暗証番号を聞いてくる。 最初からクレジットカードを聞いてくる。
そういうことなら、きっと「え、これおかしくない?」と相手にもしないと思うのです。
ですが、それら大事な情報を教えてしまうのは、最初は疑念を抱きながらでも、途中から話を信じてしまったから。信じたから大事な情報をつい相手に伝えてしまった、ということになります。
そしてそういう大事な情報を入力するのは、話の終盤あたりです。
詐欺を見抜くためのたった一つのこと
詐欺にあわないためには日ごろから
「知らない人からのショートメールは無視」 「大事な情報は絶対に入力しない」
と心に留めておくことが必要ですが、一つ見極める方法があります。
もしも**【期限を迫ってくる】**ことがあったら、それはまずは詐欺だと疑ってください。
「明日までに」 「2時間以内に」 「4時間後に」
など、具体的な日時を挙げて、急がせようとする。そういう文言を見たり読んだりしたら「おや?」と踏みとどまってください。
何かを急かしてやらせようとする。それが犯人の常套手段です。
**【期限を迫ってきたら詐欺】**と思ってください。