昨年度に引き続き、ご依頼を受けて埼玉県八潮市のりらーと八幡(八幡公民館)でスマホ講座を担当しました。
昨年は初級、今年は中級。タイトルは「スマホをもっと活用しよう(中級編)」です。2回講座の1回目です。
こちらの講座、広報での募集開始から「約1時間」で満席になったとのことでした(定員20名さま)。Androidの方13名、iPhone7名でした。Androidはもちろん機種は様々。シニア向けスマホもあります。
iPhoneはホームボタンのあるものも、ないものも。またiOSのアップデートをまだしていない方もいらっしゃる。まさに社会の縮図のようなスマホ事情です。
スマホはシニア世代にとって、生活をより豊かに、そして便利にする素晴らしい道具です。
講習会では「QRコードは絶対読めるようになってもらいたい!」と思っていたので、時間をたっぷりとってご紹介しました。
今はレストランに行けば「QR」、広報誌を見ても「QR」、参加申し込みだといえば「QR」と、いたるところで見かけますよね。これがスマホで読み取れれば新しい世界が広がるのです。
レストランでは座席についても紙のメニューが出てこないお店があります。
忙しそうに店内を動いている店員さんに声をかけようにも、なかなか呼べなかったりします。
順番が来るまでずーっと待ち続けるのか、それともテーブルの上に置かれたQRを読んで早く注文を始めるのか。
「やったことがある」か「ない」かで変わってくるのです。
QRコードは、お店のクーポンや割引券、観光地の情報など、様々な場面で利用されています。
でもそれは、持っているスマホのカメラをQRコードにかざすだけでいいのです。
QRを読み取って浮き上がってきた文字をポンと押せば解決です。
簡単に情報を見ることができます。
「スクリーンショットって言葉聞いたことありますか?」とおたずねしたところ、ほとんどの方がご存じありませんでした。スマホにわからないメッセージが出てきた時、申し込みをした画面をそのまま証拠として残しておきたい時、スマホの画面を写真のように保存できると便利です。
操作はiPhoneとAndroidで違いますし、iPhoneもホームボタンがあるものとないもので違います。
Androidでも機種によって違います。
皆さまのスマホでどうなのか、ということをご紹介しました。
それから「Googleレンズ」。散歩中に見かけた花の名前、読めない外国語の看板、気になる商品の情報、「今見ているもの」から情報が探せるのがGoogleレンズです。
「これなんだろう?」と思った時に役立てましょう、というお話をしました。
スマホのカメラってすごく優秀な「目」なんですよね。
海外旅行に行った際は、メニューを翻訳したり、現地の情報を調べたりするのにも役立ちます。
スマホは、シニア世代にとって、生活をより豊かに、そして便利にするための道具だと思います。
講習会でご紹介したQRコード、スクリーンショット、Googleレンズが使えるだけでも、すごく面白いと思います。
今まで「できないから・・・」としり込みしていたQRの読み取りが自信をもってできるようになったり、質問したくてもどうしても説明できなかった画面がスクリーンショットで保存できたり、知らない花の名前をGoogleレンズで知ることができたり、どれもすぐ生活に役立つことばかりです。
私が講座でご紹介するのは
「スマホにはこんな機能がありますよ」
「このメニューはこんな使い方をするんですよ」ということ。
それを実際に使う皆さまが
「なるほど、じゃあこんなことに使ってみよう」
「それは便利そうだ、ぜひやってみよう」
「チャンスがあったら試してみよう」
と思っていただくことが大事です。
それがスマホを「使いこなす」ということ。
知って、自分なりの使い方を想像していただきたいな、と思います。
できるなんて知らなかったから、やりようがない。
見たこともないメニューは見つけようもない。
それを知って、発見して、気が付いていただくための講習です。
「難しそう」「自分には無理」と諦めずに、まずはできるところから始めていただければ嬉しいです。
知りえた情報をどう活かすか、あとは皆さま次第。
そんなお話をさせていただきました。
ご自分のスマホにこんな機能があったんだ。
こんなことができたんだ。
知らなかったな、これは便利だな、と思っていただけたらうれしいです。