連載コーナー「百人一首で学ぶアプリ」、30首目はこちらです。
そして今日のアプリは文字を拡大できるメモです。
30 有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし(壬生忠岑)
【読み方】ありあけの つれなくみえしわかれより あかつきはかり うきものはなし
【現代語訳】
明け方に有明の月が寒々しく見え、あなたがそっけない様子であった別れ以来、暁ほどつらいものはありません。
【こんなアプリいかがでしょう】
平安時代は通い婚。
男性が女性のもとへ通い、暁になると帰らなくてはいけません。
お別れの時、男性から女性に歌が送られます。
それが「後朝(きぬぎぬ)の歌」
朝になって明るくなってから帰るわけではないのです。
月の傾きを見て「ああそろそろ帰らなくては」と、後を引かれる思いで女性の家を後にした殿方も多かったのでは。
暁ばかりうしものはない・・・
ユウウツだ・・・
あれ、ユウウツってどういう漢字だったかしら。
何だかごちゃごちゃと画数が多かったような。
スマートフォンで「ユウウツ」と入力して変換しても、これでは見えないなあ。
そんなあなたには、文字を拡大できるメモはいかがでしょうか。
細かい画数もしっかり見えますよ。
★文字拡大メモ(iPhone、iPad)/でか文字(Android)(無料:2017年10月現在)
iPhone・iPadの「文字拡大メモ」の使い方
(1)右上の【+】を押します。
(2)文字を入力し漢字に変換します。 入力し終わったら、矢印の先のようなマークを押します。
(3)メモの下に、スライダーが表示されます。
(4)スライダーを右へ動かすと文字が拡大されます。
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