◆SSIDと暗号化キー◆
今回は無線LANを設定する際に知っておきたい用語【SSID】【暗号化キー】※をご紹介します。
接続手順は機器により異なりますが、この2つの用語を理解しておくと、難しそうな無線LAN設定も分かりやすく進めることができます。これらの情報は親機本体に貼られているシールや同梱された書類に書かれていますので、予め準備しておかれると作業がスムーズです。
無線LANの設定は子機を親機に繋ぐ設定と言えます。
通常親機の電波は通常4~50m届きますので、子機(PC)の周辺にはご近所の電波も含め複数の親機の電波が飛んでいることがあります。
私たちはその中から自分の親機を探すことになります。
その際に必要となるのが【SSID】です。
【SSID】とは親機の名前なのです。
私たちは表示された複数の【SSID】の中から自分の親機の【SSID】を指定します。さて、親機の【SSID】を指定すると、【暗号化キー】を入力するようにメッセージが表示されることがあります。
これは、確かに繋いでよいか、親機が子機に「合言葉」を求めている状態です。
予め準備しておいた【暗号化キー】を入力すると、親子の通信が可能となります。このように、PCの周囲に飛んでいる親機の電波【SSID】は誰でも表示させることができますが、その【SSID】に繋げるのは、【暗号化キー】を知っている人のみという仕組みになっています。
【暗号化キー】を設定しておくことで、第三者により勝手に親機に接続されない、親子の通信内容を傍受・解読されないなどの安全性が保たれているのですね。
暗号化キーの種類には現在WPA2(AESやTKIP)、WEP などがありますが、現在最も強固な暗号化キーは【AES】です。
【WEP】は容易に解読されてしまうため安全性は低くなります。※)【SSID】は【ESS-ID】、【暗号化キー】は【WEPキー】とも呼ばれます。
ご自分のスマホは、皆さまご自宅のWi-Fiにつなげてると思いますが、1度本体に書かれているものを確認してみると良いですね。
<なでしこ第53号より>
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